『彼女について』 よしもとばなな 文芸春秋 2

そうか、ピクニックそのものよりも、そのイメージで人は活気づくんですね。イメージがすべてなんだ。でもイメージ以上のものを知るには、今の瞬間にぐっと参加することしかないんだ。(P213)

参加すること、つまり、コミットすることだと思うんですが、コミットする先にいる人が、自分とは違うイメージを持っていることが、生きることが難しい理由なんだと思うのですが。ともあれ、ゾクっとすることに気付かせてくれる本でした。

彼女について

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