2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『夜中の薔薇』 向田邦子 講談社文庫

「箸置きも置かずに、せかせかと食事するのが嫌になったのよ」(『箸置』より) 生活の精神的な充実度に目を向けるというのは、勤勉な日本人の中では選択の優先度は高くないのではないでしょうか。実際、食事のときに箸置を使うかは別として、部屋がきれいに…

 「原油高 → 燃料コスト高 → 補てんすべし」

燃料費対策が漁業の実態に合うかどうかという話の前に、 私としては魚の値段が上がるというなら、別段対策をする必要 もなく、そのまま市場メカニズムを働かせて、 魚の値段を上げてしまえば良いと考えています。 というのは、漁業には流通改革をして改善で…

絶対投入時間と絶対投入量 

絶対投入時間、あるいは、絶対投入量という言葉を聞いたことがあるでしょうか。ある一定の時間や量以上のインプットをして、初めて効果が出るという考え方です。例えば、テニスでひとつのテクニックを身につけるために、何回あるいは何時間練習を繰り返せば…

『ウェブ時代をゆく』 梅田望夫 文芸春秋 4

雑誌にも書かずに、本にだけ書く方がいいのではないかという発想は「希少性をコントロールする」ことで、情報の価値を高めよう。守ろうという考え方である。情報自身を公開してネットに預け、利子のように返ってくるアテンションを得る。その利子をインプッ…

『ウェブ時代をゆく』 梅田望夫 ちくま新書 3

ロールモデル思考法は、そんな私のやり方のエッセンスをまとめたものだが、これは行動が伴わなければ何の価値も生まない実学である。(p143) 学習するという行動も含めて、実行されなければ、頭で考えたことはほとんど益をなさず、むしろ害になることが多い…

『自助論』 サミュエル・スマイルズ 竹内均訳 三笠書房

「天は自ら助くる者を助く」(P11) 前向きに生きていく上で大切な姿勢ですね。うまくいかない理由をほかに求める(=あらを探す)のではなく、主体的に解決に努力しよう。完全に実現できるとは思いませんが、そのように考え、行動する時間の割合は増やしてい…

『ウェブ時代をゆく』 梅田望夫 ちくま新書 2

「生きるために水を飲むような読書」といえば一番近いだろうか。本を読みただ楽しむとか、知識を蓄積するとか、そういうことは二の次になり、読書は「けものみち」を歩いていく上で大切な「自分の志向性の発見」のための道具になったのである。(P122) 「けも…

『ウェブ時代5つの定理』 梅田望夫 文芸春秋 2

金言とは、その言葉の切れ味ゆえに世界の成り立ちがくっきりと浮かび上がってくるものだったり、未来の姿を想像する補助線になったりするわけですが、それ以上に、前を向いて生きる希望やエネルギーを私に与えてくれていたのだ(P10) この金言を集めが、現在…

余命1か月の花嫁

乳がんにより、24歳でこの世を去った長島千恵さんのドキュメンタリー。 生きるということ、死ぬということを明確に教えてくれました。千恵さんありがとう。 ご冥福をお祈り申し上げます。

タモリの弔辞 

あなたの考えは、すべての出来事、存在をあるがままに、前向きに肯定し、受け入れることです。それによって人間は重苦しい陰の世界から解放され、軽やかになり、また時間は前後関係を断ち放たれて、その時その場が異様に明るく感じられます。この考えをあな…

『ウェブ時代をゆく』 梅田望夫 ちくま新書

アメリカでは小学校から(中略)相手の良いところを見つけ、見つけたら褒め、批判するにしても建設的に行うことを小さい頃から子供たちは体系的にたたきこまれる。(中略)そういう能力を磨くトレーニングを日本ではあまりしないのだろうか。「ある対象の悪…

『ウェブ時代5つの定理』 梅田望夫 文芸春秋 

言葉の力は恐ろしいものです。毎日毎日、心が萎えるような言葉をシャワーのように浴びるのと、オプティミズムにあふれた未来志向のわくわくする言葉に勇気づけられるのとでは、同じ人でも全く違う人生が広がる。(p10) 全くその通りだと思います。少なくと…

仕事中だって、幸せでいたい。

考えるより、感じること。 感じられるということが、生きているということ。 できるだけ多くの時間を、自分や大切な人の幸せのために使いたい。 でも、忙しすぎて、自分が幸せのために生きられているかどうかを毎日確認することができません。思いやりを持て…