『ウェブ時代をゆく』 梅田望夫 文芸春秋 4

雑誌にも書かずに、本にだけ書く方がいいのではないかという発想は「希少性をコントロールする」ことで、情報の価値を高めよう。守ろうという考え方である。情報自身を公開してネットに預け、利子のように返ってくるアテンションを得る。その利子をインプットに改めて構造化した知を再びネットに預け…というプロセスを繰り返すことが、新しい知的生産の流儀なのだ。(P163)

梅田氏は現代を「知のゴールデンエイジ」とも名づけています。多くの人がこういった志向を持ってネットの世界を充実させていくことにワクワクしないではいられません。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

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