『考えるヒント』 小林秀雄 文春文庫4

考えるとは、合理的に考えることだ。どうしてそんな馬鹿気た事が言いたいかというと、現代の合理主義的風潮に乗じて、物を考える人々の考え方を観察していると、どうやら能率的に考えることが、合理的に考えることだと思い違いしているように思えるからだ。(P68)

森有礼も同じこと言ってましたね。


新装版 考えるヒント (文春文庫)

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