『菜根譚』 洪自誠 岩波文庫

自分の功業に得意になり、自分の学問を見せびらかすのは、みな自分以外の外のものに頼って人間として生きているにすぎない。この人たちは知らないので、心の本体が玉のように輝くように明らかで、本来の光を失わなかったならば、たとえ少しの功業もなく、一字も読めなくとも、正々堂々たる人間として生きていけるということを。(P194)


今から300年以上前に中国で書かれたものです。私は最近知ったのですが、かなり有名なもののようですね。心の持つ本来の光が何かとは書いてはありませんが、学問や功績とは無関係であることは間違いないようです。




菜根譚 (岩波文庫)

菜根譚 (岩波文庫)