『フューチャリスト宣言』 梅田望夫/茂木健一郎 ちくま新書 2

梅田:結局教育って、ポジティブなものを与えるということ以外に何の意味もない。(P93)

茂木:そういう無限の可能性を持ったメディアなのに、そこを創造的にあるいはポジティブに使わないのは僕の倫理観に反する。うまく言えませんが、そんな確信めいた想いがあります。(P94)


同著の中で茂木氏は、日本人のネガティブな思考を繰り返し批判しています。数年海外で生活して、現在日本で働いている私は非常に強く共感してしまったのですが、あまり後味がよくありません。問題意識はあっても、それをここがよくないと指摘するやり方はやっぱり良くないのかもしれません。ともあれ、引用の茂木氏の発言にあるように、そういった文化が必要とされるメディアの中で生きることで、確実に未来の日本人の思想も変わってくるはずです。



フューチャリスト宣言 (ちくま新書)

フューチャリスト宣言 (ちくま新書)